優里のスピ探究

霊的導き ツインレイ スピリチュアル探求の実録ブログです

ファミリーコンステレーション・ワークショップ、二日目。

ファミリーコンステレーション・ワークショップ二日目は参加者一人一人が昨日のワークショップを受けた感想のシェアからスタートです。私の順番が回ってきて、ファミリーコンステレーションは初めての体験でこの不思議なワークに驚いたとコメントしました。

 

実際にこのワークはとても不思議で神秘的です。コンステレーションが始まると代理人たちそれぞれがソロリソロリと動き始め、位置関係が変わっていきます。位置関係はその人間関係とイコールのようで、嫌いな人には背を向けたり何か関わりを持ちたい人に対しては近寄って行ったりします。そうやってストーリーが展開していき、隠されていた痛みやトラウマが明らかにされていくのです。「情報の場」で登場人物それぞれをつないでいる見えない力動が変化し続けながら動いていくのを現実的な現象として目の前で見ることができる、非常に特殊なワークです。

 

私がコメントし終わるとファシリテーターは「今日は代理人についてはどうですか?」と尋ね、私は「やってみます。」と答えました。

 

登場人物はファシリテーターの判断によりコンステレーションの進行に合わせて新たに追加されていくことがあります。二日目の最初のコンステレーションで、私は「先祖」の代理人として加えられました。

この場合の「先祖」は”この人”と特定できるご先祖様ではなく、クライアントの家系のご先祖様たちのことです。その他にも個人として特定されていない「死体」、「戦争」などの事物の代理人が必要に応じて加えられていく事があり、コンステレーションで展開されるストーリーに関わっていきます。

 

 

私は椅子から立ち上がり「先祖」としてコンステレーションの場に入っていきました。何が起こるか分かりませんが、とりあえずそれまで展開してきたストーリーをそばで見守ることにします。“代理人”なのですから、おそらく私自身の考えや想いは全くいらないのでしょう。心を鎮めて自分を消していくとコンステレーションの進行を目で捉えているのに、今起きていることの意味を解釈できなくなっていきました。ただ、その「場」に佇んでいます。

代理人たちが様々な動きを見せ、そこにファシリテーターがインタビューや指示をして適宜必要最小限の手を加えているようです。気が付くと、クライアントの代理人と先祖の代理人(私)を除いたすべての代理人が固く肩を抱き合いながら円陣を組んでいる状態になっています。“和解”のフィーリングが「場」を占めているのにクライアントの代理人だけが円陣から少し離れていて、そこに違和感が。

クライアントの代理人に歩み寄り手を取って円陣に加わるようそっと促すと、クライアントの代理人はイヤイヤと首を振って先祖の代理人(私)の手を振りほどこうとしました。ファシリテーターが「あっ!」という顔をして見ています。先祖の代理人(私)がクライアントの代理人の手を握ったまま彼女が嫌がっているという力動をクルリと回転させると、まるでダンスをしているかのように彼女の体がクルリと一回転し、彼女自身のコントロールを失ったまま円陣を組んでいる人々の背中にピタリと張り付いたのです。それから彼女は目を閉じて、張り付いた背中をギュッとしました。先祖の代理人(私)は彼女の背中に手を添えながら円陣に加わって「これでいい。」と言葉を発し、その「場」には平和が訪れていました。

 

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次のコンステレーションで私は、クライアントの母親の代理人が突然「この人と結婚したくなかった!」と叫び声をあげて混乱し始めた状況になってすぐに「クライアントの母親の父の代理人」として加えられました。

クライアントの代理人の背後に立つと無性に彼女の肩に手を置きたい衝動に駆られ、そっと両手で彼女の肩を包んでみました。すると次第に彼女の体から力が抜けてクライアントの母親の父の代理人(私)に背中を預けながらゆっくりとしゃがみこんでいきます。しまいには彼女はクライアントの母親の父の代理人(私)の膝の上に抱かれスヤスヤと眠り込んでしまったのです。これは“癒し”という現象のようでした。

 

 

恐れていた「代理人」を引き受けてみると、それは愛そのものでした。愛は静かで穏やかです。求めず、ただ受け入れ、そして与えていきます。代理した人物のネガティブな感情を引き受けたとしても、代理人を通して隠された感情を解放する現象は愛であり、そのことで代理人が侵されることはまったくありません。

 

私は、精妙なエネルギーに満ちたファミリーコンステレーションにすっかり魅了されていました。