優里のスピ探究

霊的導き ツインレイ スピリチュアル探求の実録ブログです

父のその後と二者択一。

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思い出はできるだけ綺麗なままに

思い出はできるだけ温かいままに

 

時間と距離が働いて残るのは

ひょうきんで優しい父の有り様

 

弱くてみじめだったからこそ

虚勢を張って威張ってみせて

とんでもないオヤジだけれど

弱さが生んだ優しさがあったかくって

憎む気持ちにはなれないよ

 

ガンでもうそろそろ危ないと

年が越せるかどうかと連絡が来て、

私に二者択一が迫ってきた。

 

「お前を許さない」と私を睨みつけ

車で走り去ったっきり会っていない父

誰かから聞かされなくても

父が後悔してる事くらい分かってる

「オレの人生は何だったんだ!」と

酔ってクダを巻く姿が目に浮かぶ

 

それでも相変わらず父はイラつきに任せて

医者に文句をつけ

抗がん剤も通院もやめてしまったと聞くと

昔のオヤジのまんまだとため息しか出なくって

 

最後の最後まで

自分で自分をどうすることもできないオヤジ

どうか私の思い出の中では

いつまでもひょうきんで優しい父でいてね

 

周囲の期待に流されて

最期になみだの再会など夢見て会いに行けば

「今さら、何をしに来た!」と

相変わらず虚勢を張るのでしょう?

会いに行かなければそれはそれで

「冷たい娘だ!」と非難するのでしょう?

 

二者択一が迫ってきてる。

 

皆んなして後悔の無いようにと口にするけど

何が後悔になるのでしょう

会わなかったこと?

思い出を壊したこと?

会ったら私は何を感じる?

会わないまま亡骸と対面したら

どんな感情に包まれる?

 

どうか私の思い出の中で

ひょうきんで優しい父のままでいて欲しい

これは私のワガママですか?

 

まもなく物語がひとつ終わろうとしてる。

そして、

二者択一が迫ってる。